夏が最後の本気を見せているのか、
じりじり容赦ない陽射しと暑さに
創作意欲も削がれ気味な中、
まめカードをせっせと作りました。
今回は工程をちらっとご紹介。
まずは「まめ」。
まめ、集合。
紙粘土で作った玉を、千代紙や和紙でくるみます。
こねこねぷすぷす、たいそう地味ながらも楽しき作業。
続いて本体。
厚紙に和紙を貼りあわせ、カット。
そして、本体に添えるワンポイントたち。
角材や小枝のスタンプを押したもの。
生地にステッチをあしらったもの。
本体にワンポイントを貼り付け、
まめたちの中からこれぞという子を、
あーでもないこーでもないと選び出して組み合わせ、
中の紙をセットしたら・・
まめカードの完成。
手のひらに乗るくらいの、ほんのひとことを書くためのカードです。
男女も年代も問わず、お使い頂けるものを目指しました。
さて、
いつもカードの紙を貼りあわせたり断ったりしていると思い出すのが、
学生時代の絵本制作の授業。
学生時代は主に油絵と版画を学んでいたのですが、授業の中で2冊の絵本を作りました。
お話や絵をかくのも楽しかったですが、
簡易的なものとは言え、本の成り立ちが分かった製本の作業にもわくわくしました。
久しぶりに本棚からすっかり埃をかぶった絵本を取り出し読んでみると、
稚拙さに苦笑しながらも、
かつての自分の考えていたこと(妄想含む)や
何を綺麗だと思っていたのかが伝わってきたのでした。
いまの作品と直接関係が無くても、過去の作品はやはり自分の分身だな、と思ったのでありました。
ちらっ